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オートマグ 完全自動マグネットフィルター
完全自動タイプのオートマグは、非常に強力なネオジムマグネットを利用し、鉄粉等のコンタミをラインから除去し続けることが可能な製品です。
オートマグの動作は完全自動運転で、ラインを止める必要が全く無く、効率・生産パフォーマンスが向上します。
オートマグの概要
この完全自動オートマグは、切削液・オイルから、サブミクロンサイズまでの鉄・ニッケル・コバルト・ガドリニウム等の磁気含有物を、強力な磁石で取り除きます。これにより、非常に高いレベルのクリーンな流体を保ち、例えば表面仕上げ等での工程において品質を高め、最終検査廃棄物を減らすことに繋がります。
オートマグシステムに必要なものは少量の圧搾空気だけなので、カートリッジやバグフィルターなど消耗品に比べて、ランニングコストを抑えることが出来ます。また、オートマグは完全自動なので、オペレーターも必要ありません。これらのメリットだけでも、初期投資の価値を実感いただけるはずです。
オートマグは、工業製品の加工ライン、産業パーツ洗浄システムライン、塗装前の自動車ボディ洗浄ステーションなど、多岐の用途にわたって利用することが可能です。
完全自動オートマグの特徴/マグネットフィルター
オートマグは消耗品は一切なし。ランニングコスト削減に
一度、オートマグを取りつけると、作動に必要なのは、少量の圧搾空気だけです。フィルターカートリッジ等の取替え作動などがくなく、装置止める必要もありません。
完全自動
オートマグは装置オペレーターがいなくても常に連続作動可能なマグネットフィルターです。なぜなら、オートマグには取替えが必要な消耗品が無いからです。
液体のロスがありません
カートリッジなどの装置では液体の廃棄が生じる場合がありますが、オートマグは液体流出がコンタミ除去のタイミングのみで、ある程度乾いた固体が作られます。このため、液体のロスがほぼ無く、環境にも配慮したものとなっています。
管内の圧力を上げる必要がありません。
マグネットフィルターオートマグは、コンタミが一杯になった場合も、装置の破損をもたらすバックプレッシャーを引き起こすことは決してありません。磁気ロッドの形状によって、圧力は常に維持されています。
オートマグの作動原理

液体中のコンタミは、マグネットコアの外側チューブに強力な磁力によって付着します。
液体はコンタミが除かれクリーンになって出口側に流れていきます。

一定の間隔でコンタミが吸着しているマグネットコアは上部に持ち上げられ、それによりコンタミがコアから剥離され下部に落ちます。
このタイミングでパージバルブを切り替え、コンタミは液体と一緒にコンタミ用のラインに流れていきます。
オートマグの利用方法

インラインでの利用:
装置とタンクの途中にインラインとして利用します。

オフラインでの利用:
タンクの中の液体を循環ろ過し、オフラインとして利用します。
オートマグの技術データ
オートマグの仕様
オートマグは3つの基本タイプをご用意しております(AMC,AM6,AM12)
型式別 データ |
磁石コア 本数 |
最大流量 (L/分) |
コンタミ容量 (kg) |
最大作動 圧力 (bar) |
接続口径 (PN16フランジ) |
AMC | 8本 (小サイズ) |
200 | 2.5 | 10 | 1-1/2" |
AM6 | 6本 (大サイズ) |
450 | 7 | 2" | |
AM12 | 12本 (大サイズ) |
900 | 14 | 3" |
※AM6・AM12の1コアは9,000ガウス、AMCは6,000ガウス
※インライン/オフラインでの利用可能
※付属品としてパージバルブ、タイマー、エアー等が必要
パージバルブの切り替え、及びエアーはタイマーで調整
オートマグのサイズ
型式別 寸法 |
A(mm) | B(mm) | C(mm) | D(mm) |
AMC | 740 | 290 | 200 | 300 |
AM6 | 1065 | 395 | 275 | 450 |
AM12 | 1145 | 565 | 405 | 620 |

オートマグのスキッドタイプ
オートマグはいくつかのスキッドタイプをご用意しております。
排水からコンタミを除去することが可能ですが、除去されたコンタミをを更に脱水状態(ケーキ)にしたい場合には、オートマグのコンタミ脱水モデルをご用意しております。
また、スキッドタイプには、複数台を並列に並べ、より大容量の排水に対応可能な複数台並列モデルもございます。
オートマグ・スキッドタイプのページに
オートマグ以外のマグネットフィルター
オートマグは大流量に対応した自動タイプとなります。
小流量手動タイプのマグネットフィルター マイクロマグや、大流量手動タイプのフィルトラマグも、別途ご用意しております。
マイクロマグは、オートマグと比べるとコンタミの除去の作業が必要となりますが、他マグネットフィルターと比べてもメンテナンスは非常に容易で、コンタミ除去の作業も数分で可能な製品となっております。