炭化水素系洗浄機・サンドセパレーター・水処理装置のマルサンテック

洗浄機への設置 / マイクロマグ事例

金属粉を除去し洗浄液フィルター代の節約を実現

金属部品洗浄などで使われる産業用洗浄機には、炭化水素系洗浄液・水系洗浄液などを濾過するため、糸巻きフィルターなどといった洗浄液フィルターがほぼ全ての洗浄機に使われております。

洗浄機に設置したマグネットフィルター

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洗浄液で使われるフィルターは定期的な交換が必要であり、ランニングコストは無視できないものとなります。そこで、マグネットフィルターを洗浄機に設置し、プレフィルターとして利用することにより、洗浄液フィルター代のコスト削減が可能となります。

マグネットフィルターは通常のフィルターと異なり、フィルターの交換が無いため、ランニングコストが発生しません。

マグネットフィルター マイクロマグ設置前

マグネットフィルターの洗浄機への設置前の状況

マグネットフィルター マイクロマグ設置後

マグネットフィルターの洗浄機への設置後の状況 洗浄液の濾過

マグネットフィルターの設置により、洗浄液中の金属粉をあらかじめ除去し、洗浄液フィルター交換コストの大幅な節約が可能となります。

以下で紹介する金属部品メーカーの例では、マグネットフィルターを洗浄機の前に設置することで、鉄粉だけではなく通常では磁石に吸着しないアルミ粉やステンレス粉も異種凝固作用により一定程度吸着することで、数百万円の洗浄液フィルターのランニングコスト削減を実現いたしました。

炭化水素系洗浄機に設置した事例

ある金属加工業メーカーA社の事例では、月々100本程度の消費していた糸巻きフィルターが、マグネットフィルター設置により、月々40本程度に削減することが出来ました。この結果、3年間でのコスト削減額は約190万円にのぼっております。

洗浄液のメインフィルターである糸巻きフィルター

洗浄液フィルター(糸巻きタイプ)

手前:マグネットフィルターマイクロマグ、奥:メインフィルター部分

マグネットフィルターの奥に洗浄液フィルター

具体的な設置方法とその効果

  • 合計6本のマイクロマグを使用し、洗浄液中の金属粉(鉄粉、アルミ粉、ステンレス粉)等を除去
  • マグネットフィルターは糸巻きタイプフィルターの前段階に設置
  • マグネットフィルターは洗浄液を利用する槽の循環途中に設置。それぞれのラインにバックアップラインを設け、主ラインとバックアップラインの切り替え可能とし、マグネットフィルターの清掃時にもラインを止めない仕組みにシステムラインを設計
  • 結果として、フィルター交換の大幅な削減を実現:月に100本交換から40本交換とフィルターコストの節減に
マグネットフィルター
設置前コスト
(イニシャル)
マグネットフィルター
設置コスト
(イニシャル+ランニング)
糸巻きフィルター代
(月当たり)
100本/月×フィルター単価1,500円
=15万円/月
40本/月×フィルター単価1,500円
=6万円/月
マイクロマグ費用 - 約20万円×6個=120万円
バックアップライン工事費 - 15万円
3年間合計 15万円/月×12ヶ月×3年
=540万円
6万円/月×12ヶ月×3年
+120万円
+15万円
=351万円
3年間のコスト削減額 コスト削減額:約189万円(3年間)

洗浄機

  • 全5槽からなる全自動炭化水素系洗浄乾燥機
  • マイクロマグを設置したのは、洗浄槽である、第1槽・第3槽(第1槽は最も汚れる洗浄液が出るため2基直列に。それぞれの槽でバックアップラインを含めて計6台)
  • 洗浄液はフィルターでろ過した後は蒸留再生機を通し、常にクリーンな液を洗浄機に提供

洗浄液

  • 炭化水素系洗浄液HCシリーズを使用
  • 洗浄対象は加工後の金型部品(鉄製・アルミニウム製など)
  • 大量の洗浄を必要としており、使用する洗浄液の量は月に900リットルを使用
炭化水素系洗浄機にマグネットフィルターを設置
大量の洗浄液を使用。洗浄液のろ過が必要に

マイクロマグのフィルターハウジング(上部透明カバー)はスチレンアクリロニトリル製で水溶性洗浄液や一部の炭化水素系洗浄液でもご使用になれます。樹脂には使えない溶剤、高温、高圧、その他特殊溶剤(インク・塗料等)の場合は、アルミニウムタイプ、ステンレスタイプでご検討ください。)

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