炭化水素系洗浄機・サンドセパレーター・水処理装置のマルサンテック

ベアリング製造工程における
マイクロマグ事例

ベアリング製造では小型旋盤、 ロータリー研磨機、内面研磨機、外面研磨機などにおいて特に精密な加工が必要とされます。精密加工にはそれぞれの機械のクーラント液中の鉄粉を除去することが非常に重要ですが、マグネットフィルターは微細な鉄粉を除去し、加工の仕上げに好影響をもたらします。
また、マグネットフィルターをペーパーフィルターの前段に設置することで、フィルター使用量の大幅な削減効果を得ることも可能です。

ベアリング製造工程での使用場所と利点

ベアリング製造時の用途

  • ホーニング仕上げ加工
  • 小型旋盤
  • ロータリー研磨機
  • 内面研磨機、外面研磨機
  • ボール研削・軸受研削

マイクロマグの利点

  • 精密製品仕上げ、同心性確保
  • サブミクロンのフィルタリング
  • フィルター消耗量の削減、廃棄物削減
  • 既存ラインに組み込み可能
  • 短期間での投資回収

ベアリングメーカーA社のケース

日本で有数の総合軸受メーカーとしてベアリングの製造を行っているA社では、ベアリングのホーニング加工の際の切削粉除去にフィルターだけを利用していましたが、ホーニング砥石が目詰まりしてしまうという問題が常時発生しておりました。この問題を解決するために、マイクロマグを取り付けました。

マグネットフィルターマイクロマグが切削液中の微細な鉄粉を除去することで、均一な精密仕上げができるようになり、棄却率(歩留り)も最小限に抑えることができたと高評価をいただいております。

ベアリングメーカーB社のケース

ベアリング製造メーカーのマシニングセンターへマグネットフィルターを設置した事例となります。マグネットフィルター マイクロマグは、工作機械などのラインに設置することで、切削液などに含まれる金属粉を取り除き、製品品質の向上に貢献します。

<ベアリングメーカーB社への設置レポート>

ベアリング工場におけるマシニングセンターでのマイクロマグ設置

精密ベアリングの世界のリーディングカンパニーB社では、鍛造ベアリングパーツを製造し、完璧なサイズに加工しています。B社のCNCマシニングセンターではスクリューコンベアーが取付けられ、比較的大きな切り粉を取り除いておりましたが、鍛造物はより小さな金属微粒子も大量に産出していました。

マグネットフィルター採用前は、金属微粒子はクーラントタンクに流れてしまい、清掃のためにはタンクを機械から取外し、手でスラッジをかきださなければなりませんでした。この作業には一回当たり4~6時間程度かかってしまい、その間は、機械は運転を停止しなければなりません。この作業は、2ヵ月毎に行う必要がありました。

このような問題を解決するため、マグネットフィルターマイクロマグが取り付けられました。6カ月後にタンクが取り外され検査が行われましたが、マグネットフィルターで金属微粒子が除去できているため、タンク内のごみは非常に少量でした。

マイクロマグ採用の結果、マシニングセンターの停止時間は1/3に減少しました。このベアリングメーカーB社における、マシンレートチャージは一時間あたり約6千円程度であり、年間では約9万6千円以上の節約になりました。

ベアリングメーカーの生産ライン担当者は、「マグネットフィルターの設置により、表面仕上げと機械寿命が改善されたが、どれほどの節約になったかでは表せないほど」、とマグネットフィルターマイクロマグに十分に満足されています。(お客様は今、70台全ての製造マシンにマイクロマグの取り付けを計画しています。 ) 

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