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水切り剤・水溶性油除去剤HC-WS50/WS70
高機能洗浄剤HC-WS50/WS70は、HCシリーズの中で、水切り剤・水溶性油除去剤として高い性能を発揮しております。HC-250・HC-370でリンスが可能です。
水切り・水溶性油除去剤HC-WS50/WS70の特徴
- 水置換性に優れる: 狭い隙間の水も細かい粒子に分解させ、短時間で除去できます
- 分離性に優れる: 除去した水は容易に分解できます
- 安定性に優れる: 長期にわたり水置換性能が安定しています
- 油性と水性の複合した汚れの除去が可能: 油性油と水溶性油を同時に除去できます
- HCシリーズでのリンスが可能: HC-250、HC-370で容易にリンスができ、高い清浄度が得られます
HC-WS50/WS70の主な物性
項目 | HC-WS50 (第二石油類) |
HC-WS70 (第三石油類) |
主成分 | 炭化水素 | |
---|---|---|
外観 | 微淡黄色透明 | |
臭気 | 微臭 | |
沸点[℃] | 172 | 204 |
比重(25/25℃) | 0.730 | 0.743 |
引火点[℃] | 51 | 70 |
HS-WSシリーズの洗浄システム例
水の除去の場合
水切りとして最初にWSシリーズを利用し、その後にリンス(HC-250/350など)で処理。最後に乾燥を行う
汚れの除去の場合
最初にWSシリーズ+水で超音波洗浄して汚れを除去する。その後、水切り、リンス、乾燥を順に行う
HS-WSシリーズの性能比較
水置換性能
試験方法:水を付着させた金網(70×70×0.5mm、40メッシュ)とガラス板(70×70×2mm)を水切り剤に浸漬し、付着した水が除去されるまでの時間を測定する。
結果:金網、ガラス板ともに、HC-WS50及びWS70では短い時間で付着した水が除去された。
試験片 | HC-WS50 | HC-WS70 | 石油系水切剤 A, B, C |
金網 | ○ | ○ | × |
ガラス板 | ○ | ○ | × |
金網○:5秒未満、×:5秒以上
ガラス板○:30秒未満、×:30秒以上
水分離性能
試験方法:水切剤50mlと水50mlを召すシリンダーに入れて、室温で激しく振とう後、24時間攪拌し、水の分量状態を観察する。
結果:HC-WSシリーズは上層と下層が綺麗に分かれたが、他の石油系水切り剤は乳化・不透明などが見られるなど、完全には分離しなかった。
安定性能
試験方法:分液ロートに水切り剤90重量部と水10重量部を入れ、激しく攪拌した後静置し、水層を除去する(操作1回)
水除去後の水切り剤に再び水10重量部を加え、同じ操作を10回繰り返す。
1回ごと各水切り剤について水置換性能試験を実施し、付着した水が除去されるまでの時間を測定する
回数 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
HC-WS50 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
HC-WS70 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
石油系水切り剤 A,B,C |
× | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
金網○:5秒未満、×:5秒以上
ガラス板○:30秒未満、×:30秒以上
HC-FXの出荷はドラム缶(200リットル)、
または石油缶(18リットル)となります。
洗浄テスト、洗浄システムの選定も行っております。
各種部品の洗浄でお困りの際には、
お気軽にお問い合わせください。