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炭化水素系洗浄剤HC-FX50/FX70
高機能洗浄剤HC-FX50/FX70は、HCシリーズの中で、油類、ワックス、フラックス、ソルダーペースト等の除去に優れた効果を発揮します。
HC-FX50/FX70の特徴の特徴(炭化水素系洗浄液)
洗浄力に優れる
- 油類やフラックスに対する溶解力に優れ、はんだ付け後の汚れをすばやく除去できます
- ワックス、レジスト、グリース等に対しても優れた除去能力を発揮します
安全性に優れる
- 塩素系溶剤、代替フロンのような環境問題が無く、低毒性で安全性が高い洗浄剤です
高品質・高安定性
- 高品質で精密洗浄に適しています
- 汚れとの蒸留分離が容易で、連続蒸留回収使用が可能です
- 高温での使用においても、他の洗浄剤と比べて安全性に優れています
水によるリンスが不要
- 洗浄後にそのまま乾燥できます
- 水系洗浄のようなシミや錆の発生がありません
HC-FX50/FX70シリーズの性状
項目 | 単位 | HC-FX50 | HC-FX70 |
主成分 | パラフィン系炭化水素 | ||
---|---|---|---|
外観 | 無色透明の液体 | ||
沸点 | [℃] | 170 | 194 |
比重(25/25℃) | 0.760 | 0.784 | |
引火点 | [℃] | 50 | 76 |
適用法令(消防法) | 危険物第四類 第二石油類 |
危険物第四類 第三石油類 |
HC-FXシリーズの性能(洗浄試験データ)
HC-FXシリーズは、他の洗浄剤に比べて、油類、ワックス、フラックス、ソルダーペースト等に対する溶解力に優れ、塩素系溶剤に近い洗浄力を持っております。下記に、HC-FX50及びHC-FX70の洗浄テスト試験結果について、他タイプ洗浄剤との比較を行っております。
4つの種類の汚れに対してそれぞれ洗浄テストを行っており、順に(1)切削油、(2)ワックス、(3)フラックス、(4)ソルダーペーストとなっております。
(1)切削油の洗浄性
試験方法:切削油を一定量付着させた40メッシュの金網をガラス板2枚で挟み込んだものを被洗浄物とし、各洗浄剤で一定時間攪拌洗浄(40℃、4分)を行う
(2)ワックスの洗浄性
試験方法:ガラス板にワックス(0.2g)を120℃で溶融塗布後、30分間室温冷却したものを被洗浄物とし、各洗浄剤で一定時間超音波洗浄(40℃、10分)を行う
(3)フラックスの洗浄性
試験方法:ガラエポ基盤をフラックス溶液に浸漬後30分風乾し、リフロー、30分間放置したものを被洗浄物とし、各洗浄剤で一定時間超音波洗浄(40℃、1.5分)を行う
横軸:イオン性残渣(μgNaCl/in2)
(4)ソルダーペーストの洗浄性
試験方法:ガラエポ基盤にソルダーペーストを塗布して、過熱溶融後、30分放置したものを被洗浄物とし、各洗浄剤で一定時間超音波洗浄(40℃、1.5分)を行う
横軸:イオン性残渣(μgNaCl/in2)
HC-FXシリーズの使用方法・注意事項
使用方法
- HC-FXシリーズは原液のまま使用してください
- HC-FXシリーズは、大気圧下で炭化水素系洗浄機を用いて、室温もしくは加温した液に浸漬して使用する
- HC-FXシリーズは、真空(減圧)下で密閉型の炭化水素系洗浄機を用いて、加熱した液に浸漬して使用するか、シャワーやベーパーを発生させて使用してください
注意事項
- 接触及び吸入を避けてください
- 適用法規にあった使い方をして下さい
- 適正な使用を行い、火災等を起こさないよう注意してください
- 水分の持込を避けてください
- 洗浄剤を劣化させないように適正な条件で使用してください
HC-FXの出荷はドラム缶(200リットル)、
または石油缶(18リットル)となります。
洗浄テスト、洗浄システムの選定も行っております。
各種部品の洗浄でお困りの際には、
お気軽にお問い合わせください。