炭化水素系洗浄機・サンドセパレーター・水処理装置のマルサンテック

冷却水中の異物除去・サンドセパレーター

冷却塔クリーニングのためのラバルセパレーター

固液分離装置ラバルセパレーターは、冷却水に混ざる砂・粉塵の除去(サンドセパレーター)、内部で発生する錆の除去、ラインに混ざる様々な金属粒子の除去が可能です。冷却水からの異物除去により、冷却塔・クーリングタワーメンテナンス費用の削減、冷却水の削減、冷却中のレジオネラ菌の増殖を防ぐなどの効果が期待できます。

冷却水からの異物除去とその効果

冷却塔・クーリングタワーのクリーニング効果

冷却水中の砂・鉄粉・錆などの固形物を除去することで、冷却塔内部をクリーンな状態に保ちます。

メンテナンス費用の削減

冷却塔内部や冷却水が通る管内のスケール除去のため、人力での清掃作業が幅広く行われていますが、この冷却塔の清掃作業や管内クリーニングには多大なコストと労力が発生します。ラバルセパレーターを活用し冷却塔内を常にクリーンに保つことで、これらの労力削減が可能となります。

エネルギーコストの削減

冷却塔の異物を除去することにより、循環水がクリーンに保たれ、スケール材・防錆剤の効果が十分に発揮されます。その結果、無駄な電力エネルギーの浪費を防ぐことができます。

水の消費量の削減

大型クーリングタワーにセパレーターを設置
大型クーリングタワーにセパレーターを設置

冷却塔内のレジオネラ菌対策

冷却塔は適切な維持管理、及び清掃を行わないと、汚れが蓄積し、冷却効率も下がってしまいます。更に、冷却塔中の汚れはレジオネラ菌の繁殖につながり、結果としてレジオネラ症(レジオネラ肺炎)の原因となります。
特にホテルや病院といった大型冷却塔を備える施設でのレジオネラ肺炎対策はますます重要になっております。平成11年に、厚生省より発表された「レジオネラ症防止対策」でも、冷却塔を綺麗に保つことが求められております。
そこで、ラバルセパレーターを冷却塔(クーリングヒーター)に設置していただくことで、レジオネラ菌の繁殖の原因となる冷却塔中のゴミやスラッジ、錆・砂の除去が可能となり、冷却塔内のレジオネラ菌を減少させます。
ラバルセパレーターの冷却塔への設置は大型施設を持つ海外でも多く、アメリカのオクラホマシティやインディアナ州など複数の大型病院へ設置されております。

冷却塔システムへの設置方法について

冷却塔といっても、小規模ビルにある小型冷却塔から、大規模工場にある大型サイズのまで様々です。ラバルセパレーターは、小さいものから超大型サイズまで各種取り揃えており、規模や水質の汚れ状況に応じて選択いただくことが可能です。
大きい型式では、ラバルセパレーターの処理容量は時間3,000トンのものまで用意しており、アメリカをはじめとした海外では数百トンを処理するセパレーターが数多く導入されております。

1 セパレーター用の清掃専用経路を設ける

冷却塔内にセパレーター専用の循環経路を作ります。ラバルセパレーターに送り出された冷却水は、冷却水中の錆やホコリなどの異物が除去され綺麗な水となり、再度、冷却塔に戻ってきます。

冷却塔の循環水量の15~20%の処理量のラバルセパレーターを利用することが一般的です。

冷却塔ピット内の清掃専用循環経路に設置

2 冷却塔からチラー・熱交換器への経路途中に設置

冷却塔と熱交換器やチラーとの間にラバルセパレーターを設置することも可能です。

メリットとしては専用のポンプを別に用意する必要が無いことと、全冷却水に対して分離処理可能なことです。セパレーターの大きさは液量によって決まってきます。小型の冷却塔などには、こちらの方式が最適となります。

冷却塔から送り出される冷却水にセパレーターを設置

3 清掃専用経路+経路途中の両方ともに設置(1+2)

汚れが多い場合には1と2の両方を併用するケースもあります

冷却塔専用循環路、及び冷却水循環路の双方に設置

オプションとしてセパレーターを通った冷却水に水流ノズルを設置し、水流を勢いよく噴出することでピット内に沈殿している汚泥などの汚れが溜まらないようにすることも可能です。水流ノズルの設置により、より綺麗なクーリングタワーを保持することが可能です。

冷却塔へのラバルセパレーター設置事例

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