炭化水素系洗浄機・サンドセパレーター・水処理装置のマルサンテック

ラバルセパレーター/サンドセパレーターの分離性能

ラバルセパレーター (別名:サンドセパレーター/ラコスセパレーター)は 40ミクロン程度までの微細な粒子も強力に除去することが可能です。また、2基連続して繋げることで、より高い分離性能を得ることも可能です。

各型式の分離性能グラフ

JPXシリーズ

ラバルセパレーターの分離性能は、固形物比重によって異なります。比重が重ければ重いほど、分離効率は高くなります。固形物の比重は本機を利用される上で重要な指標となります。

下のグラフはJPXシリーズの分離性能グラフとなります。

JPXシリーズ サンドセパレーターJPXの分離効率

ILBシリーズ

ILBシリーズ及びJPLシリーズはJPXシリーズに比べると若干ですが分離効率は落ちてしまいます。ただ、比重の重い金属粉や、砂程度の比重・粒径のものであれば問題なく分離することが可能です

下のグラフはILBシリーズの分離性能グラフとなります。

ILBシリーズ サンドセパレーターILBの分離効率

砂の分離について/サンドセパレーターとしての性能

弊社ラバルセパレーターで除去される主要対象の一つが砂であり、サンドセパレーターとして日本中・世界中で多数の実績を持っております。砂には様々な種類がありますが、一般的に砂と呼ばれる粒子の比重は2.6程度、粒形は100ミクロン以上のものが多く、弊社サンドセパレーターではそれらの砂は十分に除去できるものです。

極細粒砂96%以上の分離

上記は粒径が100ミクロン以下の極細粒砂です。実際にこの砂でもILシリーズで分離効率が96%以上を達成しています

なお、水に沈むのに何分もかかるような泥(シルト)のような粒径が数ミクロンの固形物や比重が軽い固形物は分離できない可能性があるので、個別にご相談ください。

粗粒砂

粒径:1,000〜500μm

中粒砂

粒径:500〜250μm

細粒砂

粒径:250〜125μm

上の3つの写真・砂の分類・粒径はWikipediaより/引用元詳細はページ下部に記載しております

比重の重い金属粉の除去性能 (鉄粉、銅、ニッケル、鉛等)

金属粉は砂に比べると非常に比重が重く、かなり細かい粒子径のものまで分離することが可能です。金属粉をラバルセパレーター(ラコスセパレーター)で分離している主なケースは以下のようなものがあります

  • 冷却水中の鉄スケール・錆の除去
  • 圧延仕上げ用冷却水のスケール除去、冷間圧延機のクーラント液に含まれる鉄粉除去
  • 液体中のアルミ粉の除去

金属粉除去の具体的な用途は使用事例ページにもございます

固形物の比重一覧

ラバルセパレーターは比重が重いほど効果を発揮します。固形物の比重の一例は下記のようになっております。

物質 物質の比重
アルミニウム 2.7
灰(石炭) 2.0
黄銅・真鍮(Brass) 9.0
青銅(copper) 8.9
炭素・コンクリート・溶岩石 1.8-2.5
石炭・無煙炭 1.3-1.9
砂・シリカ・泥板岩 2.6-2.8
泥・土 1.2-2.0
ガラス・水晶 3.0
花崗岩・砂利 2.5-3.0
石墨 2.3
7.8
11.3
石灰石 2.8
マンガン 7.4
ニッケル 8.9
スチール・鋼 7.8
スズ 6.4-7.0

本ページ上部に記載の砂のカテゴライズ、及び砂の画像は、GNU Free Documentation License (GFDL) http://www.gnu.org/licenses/fdl.html に従い、『フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)日本語版』 http://ja.wikipedia.org/ の「砂」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82 … (2011年5月29日 (日) 10:05(JST);より引用・複製・加工したものです。画像の著作権者は(あおもりくま様)で詳細は https://ja.wikipedia.org/wiki/利用者:あおもりくま# に記載されています。

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